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愛郷心

教育基本法に愛国心を盛り込むかどうかの議論が続いています。愛国心つまり「国を愛する心」の「国」には統治機構は含まれないようにしよう、なんて言ってますが、もうここ数世紀にわたって国=統治機構なわけで、そんな教育は無理です。法的には「含まれない」と言っても、結局現場でどうやって教えるのかは曖昧になってしまうんだろうし。

僕は「愛郷心」と置き換えたほうが良いような気がします。郷土を愛する心、すなわち郷土愛のことですね。このほうが国家に対する愛というよりも、生まれた場所に対する愛という意味を含めやすいような気がします。僕は千葉県に対する愛よりも、会津に対する愛のほうが強いような気がします。毎日が充実していて楽しくて幸せだった、そういうことを味わうことができた場所だからこそ、愛が生まれるのです(同じ理由でボストンも好きです)。法律で「国を愛しなさい」なんて言っても、簡単に愛が生まれるわけないんです。忠誠心と愛は別物ですから。

教育基本法には「愛国心」と「宗教的情操の涵養」を含み、「教育は不当な支配に服することなく」の表現を削除、という方針で行きたいらしいですが、どれも納得できません。僕は、教育は政治や権力や特定の思想から独立するべきだと考えているので、それを制限する三点を教育基本法に盛り込むのは反対です。