時給と特急運賃

人々は東京から大阪まで行くときに、新幹線を使うかどうか迷ったりします。新幹線を使えば運賃8,510円が14,250円になるけれど、各駅停車で9時間もかかっていたところが新幹線だと3時間で済むようになります。つまりその差の6時間を特急料金5,740円で買っていることになるのです。ということは、時給956円以下の人は新幹線を使う意味がないんですね。6時間短縮しても、そのぶんを同じ6時間の労働では買えません。逆に、時給がより高い人は新幹線を使えば労働時間をより多く持つことができるので、得します。

もちろん9時間も電車に乗らないといけない疲労やら暇つぶしアイテムやら考慮しないといけないものはたくさんありますが、何でも数値化して比べてしまおうという考え方はちょっと使えるかもしれません。この「なんでも数値化」の話はいま考えている「なんでも規格化」に通じるところがあるので、追ってまとめて何か書くかもしれません。