Volume Logic

iTunes用の「音質を良くする」オーディオ・プラグインだということで紹介されていたVolume Logicというソフトを試しに入れてみました。結局やっていることはAGCとEQ調整だけなんですね。ここ10年間のCDと同じで、デジタルで最大出力は決まっちゃってるから、その範囲の中でどれだけ聴覚的に大きな音を出すことができるか、ということをやっているのです。ギターやボーカルに付けるコンプレッサーと同じことです。

それを使って少し昔のロックなんかを聴いてみると、やっぱり格段に迫力が違います。ただたんに音を大きくしただけでなく、時間あたりの音密度が上がったような感覚です。気を良くして、チャイコフスキーの悲愴交響曲を聞いてみると・・・音が非常に悪くなります。音が悪いというよりも、演奏が悪いのです。指揮者が表現力のないおバカちゃん、という演奏です。コンプレッサーをかけているので、クラシック特有のダイナミックレンジの広さを表現できないのは当たり前なんですね。そりゃそうだ、アハハ。