前にも回ってきたような気がする音楽バトンが師匠の娘っこからまわってきました。質問内容がちょっと違うのと、以前答えたときからいくつかアップデートがあるので、またやってみます。
- コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
- 自分の研究のための音源としていくつか音楽が無圧縮で入ってます。大学のサーバー・マシンには20GBくらいで、家の外付けハードディスクには40GBくらい入ってました。iPodには15GBぎりぎり。
- 今聞いている曲
- えー、ちょうど今かかっているのがSonata Arcticaの「Blank File」という曲です。確かEclipticaの一曲目。
- 最後に買ったCD
- 1988年に出た「無響室のオーケストラ」というサウンド・チェックCDを最近買いました。オーケストラが無響室内でモーツァルトとか演奏しちゃうんです。このCDのおかげで、いくら良いリバーブ・シミュレータを作っても、コンサートホールでの録音にはかないっこないことが分かりました。
- よく聞く、または特別な思い入れのある5曲(順不同)
- モーツァルト作曲、イシュトヴァン・ケルテス指揮の『レクイエム』は僕の葬式にぜひ。やや古い録音なのでノイズは多いのですが、僕があの世に持っていきたい曲です。どれかひとつ選べと言われたら、これ。
- The Alan Parsons Projectの『Turn of a Friendly Card』は常にロック部門の第1位です。物心ついたときに家にあったアルバムですが、自分で選んで聴いていたのです。AOR(Album Oriented Rock)である今作品が僕の原点になったので、ストーリー性のあるアルバムが好きになったのでしょう。
- Yesの『Talk』に収録されている「Endless Dream」は僕に変拍子の美しさを教えてくれました。他と違ったって気持ちよくてかっこよければいいじゃん、という視点を見せてくれたのがこの一曲です。世界観が変わりました。
- Utopiaの『Ra』というアルバムに入っている「Singling and the Glass Guitar」は、バンド・メンバー全員が英雄になれることを教えてくれた作品です。ベーシストは湖に潜り、ドラムは砂漠に迷い、キーボードはドラゴンを退治し、ギターは岩山を砕きます。そして世界に音楽と平和のある生活を取り戻すのです。
- Dream Theaterの『Images and Words』とSymphony Xの『Damnation Game』はメタルの世界に僕を誘ってくれた作品です。それまでは聴こうとも思わなかった音楽へと連れて行ってくれ、そのおかげで「聴かず嫌い」がなくなったので、感謝しています。
- 最も影響を受けたアーティストを必ず一つだけ
- 難しい質問だなー。Alan Parsonsなのかな。いまMcGillのSound Recordingにいるのも、レコーディング・エンジニアであるAlan Parsonsに影響を受けた結果なのかもしれないし。一人しか名前を挙げられないのがつらいね。
- こうはなりたくないアーティスト(実名可)
- なんだこの質問。ハタチ過ぎてんのに短パンでローラースケートでアイドルしてないといけなかったのがかわいそうな感じだったので、そんな某ジャニーズ所属タレント。
- 中学生時代一番好きだったCD
- あー、なんだろう。T-SQUAREの「F-1 Grand Prix」というベスト盤とか、スーパーマリオ3やドラクエ3のサントラとかはよく聴いてたかな。Deep Purpleってのがすごいらしいと読んで、初期のベストも聴きました。小遣い配分がシビアだったので、CDレンタルも厳選に厳選を重ねました。MP3はもちろんMDも登場する前だったので、カセットテープに録音して高音域が消えちゃうまで聞き続けて・・・。そういえば「Hooked on Classics」のLPがむちゃくちゃ気に入って、何度も何度も聞いた記憶があります。Hooked〜にはドラムが入ってただけですが、オーケストラにロックな楽器を組み合わせることが未だに好きなのは、そこに原点があるかも。図書館では「ゼビウス」とか「スターウォーズ」とかのLPも借りたなぁ。
- 昔食わず嫌いで今は好きになってしまったアーティスト
- メタル全般。アニメは興味なかったけど、アニメタルによってオタッキーな自分にもメタルの福音が訪れたのです。高校の時にはDream Theaterが好きだったんですが、アニメタルのライブを見に行く道中でT.Y.さんが運転したY.S.くんの車のカーステレオで聴かせてもらったSymphony Xあたりがターニングポイントでした。あとはA大学の博士課程のときのバンド。
- 周囲の評価に納得がいかないアーティスト
- 輸入盤でしか手に入らないOzric Tentacle。シーケンサを使わない、楽器の生演奏でトランスを演奏してしまう人たち。しかも20年前のデビュー当時から同じことをずーっとやってる。日本でYMOがテクノをブレークさせ、イギリスですでにトランスやってたんですよ。