遅ればせながらDream Theaterの「Octavarium」を買いました。夏前にリリースされていたんですが、知り合いに音楽ギフト券をもらったのを好機と、買ってきました。1曲目「The Root of All Evil」のイントロは地震かなんかかと思うくらい重低音に自分の重心を揺さぶられました。倒れるんじゃないかと不安になりましたよ。全体的にメロディや曲の構成(コード進行とか演奏とか)は前作と似てます。曲の途中でときどきメジャー進行するのも新しい試みかも。5曲目「Panic Attack」から6曲目「Never Enough」へのつながりかたはなんとなくこれまでのDream Theaterっぽくないし、次回作はびっくりするような変化をしていそう。
イヤートレーニングの成果もあって、困ったことにAAC 128kbpsエンコーディングでも高音域のノイズが聞き取れるようになってしまいました。なので、CDからのリッピングはApple Losslessを使ってみました。それでも765MBが527MBにしかならないのです。ちょっとiPodで持ち歩くには大きすぎるので、AACのビットレートを上げてAAC 256kbps VBRにしてみました。もともとの曲にもコンプレッサーがかかってて音質悪いし、iPodのアンプもそこそこだし、ノイズは聞き取れなくなったし、142MBまで小さくなったし、これで十分でしょ。
ただ残念なのは、CDトラックじたいにクリッピング・ノイズが入っていること。おそらくマスタリング時にコンプレッションをかけすぎてノイズが乗ってしまったんでしょうが、こりゃひどいよ。音楽業界にはびこる「音量がでかけりゃ良い音楽だ」みたいな風潮はもういい加減にやめて欲しいです。せっかく16ビットの幅があるのに、12ビット分くらいしか使ってないんじゃないの?
イヤートレーニングの成果が出ていますが、圧縮ノイズやクリッピングに敏感になってしまって、純粋に音楽が楽しめなくなってきているような感じもあります。録音されたものを聞くと気になってしまうので、クラシックのコンサートに行くのが吉かもしれません。