ねこまんま

たまには自分の生活のことを。

いつも米を買っている店でいつものように米を買ったら、袋の中に入っていたのは長粒米でした。「short grain」と書いてあったところが「long grain」に変わっただけのパッケージな気がします。JAROに文句言わなきゃ。でももう開封してしまったし、しょうがないので10kg消費しないといけなくなりました。普通に炊いたら、あまりにもぱさぱさしていてお箸じゃ食べられません。スプーン必須。僕はぱさぱさ系のお米は好きなので(日本が米不足で標準米にタイ米がブレンドされていたときは密かに喜んでました)、何の問題もありません。

でも、せっかくぱさぱさなんだから、それらしい食べ方はないものかと考え、フリーズドライのみそ汁を使って、ねこまんまにして食べました。実家から送ってもらったフリーズドライのみそ汁が結構な量あるのです。「悪くなるもんじゃないし、いつか食べよう」と放置すること一年、会津人がなかなか訪れない飯森山や鶴賀城天守閣みたいなもんで、いつでも食べられると思うとかえって食べないものです。このまま放っておくと最終戦争後に宇宙人に発掘されて「戦前のカナダ人はフリーズドライ・ミソスープを蓄えるほどの科学力と食文化があった」なんて発表されかねませんので、じゃんじゃんばりばり食べていくことにしたのです。

で、ねこまんま。これが意外に長粒米とマッチします。ラー油や豆板醤を入れると、西洋人が考えつきそうな極東の香り。しかもフュージョンやインスパイヤのようにおかしな方向にいってない。国道49号沿い「味噌屋」の「ねこまんまらーめん」のような味わい。でも、行儀悪いから人前ではできません・・・うまいのにな。こっそり独りでねこまんまは背徳の愉悦?