翻訳文化

僕は常々「英語で読める文献は英語で読もう」と思ってきました。コンピュータのマニュアルでも、オンラインの文章でも、もともと英語で書かれたものと翻訳物があった場合は英語を選んできたのです。そのほうが著者の意図がはっきりと分かるし、英語の勉強にもなるし、いいだろうと思ったんです。

ところが、最近になって読む速度と読みたいものが積ん読になっていく速度が加速度的に離れてきました。読む速度が追いつかないのです。しょうがないので日本語訳を読んだりもするようになってきましたが、やっぱり日本語で書かれたものは英語を読むよりもはるかに速い速度で読めます。どこが重要なのかを判断してそこだけを読む、「流し読み」ができるのが大きいようです。英語でもこのくらい早く読めれば問題ないんですが、やっぱり修行が足りないのでしょう・・・。

幸いなことに、日本には古くから「翻訳文化」があります。様々な文章が日本語訳されていて、たいていのものなら日本語で読むことができます。すばらしいことです。