人がこの社会の中で出世したりして地位が高くなっていくと、それだけ自分の下の地位の人が多くなるんですね。反対に自分の上の地位の人が少なくなり、自分に意見してくれる人が少なくなります。これはただ単に年齢が上がったりするだけでもそうなんですね。自分よりも年下の人はなかなか自分の悪いところを指摘してくれません。つまり、上位になればなるほど、間違ったことを正してくれる人が少なくなって暴走しやすくなるんですね。
これを回避するにはどうすればいいのか、ふたつばかり考えてみました。ひとつめは上に行かないこと。出世しないのは簡単そうですが、この方法では「年齢とともに自分より上の人が少なくなる」ということは止められません。ふたつめは自分から聞くということ（そして忘れないということ）。自分の悪い癖とかは直してもらえないかもしれませんが、プロジェクトや仕事をこれからどう進めるべきかを上位の人が下位の人にすすんで聞きにいくことで、下の人が意見を言いやすくなればいいんですね。
やっぱり大切なのは「初心を忘れないこと」なんでしょうね。客観的に自分を見て何事も真摯に受け止める。日々反省・・・なかなかできないですね。やっぱり毎日が修行なのです。
