零細企業の鑑

例の6人で年商6億円の東京下町の町工場の岡野代表社員の言葉:

発想なんてそんな急に出てきやしないよ。その職業に徹していれば、誰にでも身に付くもの。そして、長年の経験と失敗の積み重ねで応用ができるの。資金力で経営している会社は駄目。そういう会社はお金がなくなったら終わりでしょ。お金で人を使うのであって、自分で作り出すものがないんだから。うちは今日、一銭もなくてもいいの。『黄金の腕』があるから、明日働けばお金が稼げるんだよ。
そう言われればプログラマだって職人だ。昔からだけど、やっぱり自分でモノ作りができる仕事って好きだな。憧れた職業は料理人、大工、作曲家、漫画家、工業デザイナー、作家、研究者‥‥ぜんぶ何かを作り出す仕事ですね。逆にやりたくない仕事は証券マン、銀行員、会計士、弁護士、医者。そういう知識は欲しいけど自分の職業にはしたくないものばかり。