『理系の若者の東大離れ…茂木健一郎が語る』という記事の中に、「君たち、大学にいても仕方がないから、さっさと辞めて起業しろよ。スティーヴ・ジョブス、ビル・ゲイツ、ホリエモン、みんな中退だぞ」と煽っている若き起業家の姿を見た、という文言がありました。もちろんジョブズもゲイツも大学中退ですが、一度は大学に入り、そして自分で「自分には大学教育は必要ない」と判断した人々なのです。また、上の例に出てこないGoogle、Yahoo!、Netscapeなどは博士課程の学生が起業していますよね。
勢いづいた起業家たちも、単純に「学歴を捨てろ」と言うのではなく、成功者は「高学歴に至る事のできる能力を持つ人々」だと説明した方が良いような気がします。現実的に考えれば、学歴や職歴のおかげで融資を受けやすくなったりするでしょうから、やっぱり起業の助けになると思います。もちろん学歴なんかよりも大切な事を身につけておくべきだと言うのには同意します。
つまり、学歴が必要か必要ないか、みたいな二極論は無意味だと言いたいのでした。