英語で書くこと

そうそう、そういうことなんだよ、と茂木さんのblogエントリーを読んで思ったのです。僕の場合は共著者がネイティブ米語人ということもあって、ほとんどの論文を英語で書いています。日本語を使って実験を行ったときには、使った形容詞の日本語としての意味を英語で説明しないといけなくなるのですが、日本語で「うるさい」と言ったときと英語で「loud」と言ったときでは意味合いが異なるのです。そういう意味の違いまで書かないと(「loud」ではなく「annoyingly loud」にしたとか)読む方は分かってくれないだろうし、読む人がネイティブ米語人ではない可能性もあるわけです。

僕の場合は、日本語で書くと日本人にしか読んでもらえないからという問題意識によって英文で書いているわけではなく、共著者の都合という面のほうが強いでしょう。僕の共著者が日本語を勉強して日本語で論文を書くよりも、僕が英語で論文を書いたほうが、書き上がるまでの時間が短いですし、なにより読者数も増えますから。