英語

ウェブをブラウズしていて、英語のページを見たとします。例えばWIRED。ざっとトップページを見て、とくに興味深い記事がないと思ってすぐにウィンドウを閉じたとしましょう。ウィンドウを閉じた後に、そういえばさっき見た記事タイトルの中に面白そうなキーワードがあった、と思い出したとします。でも、今まで自分が開けていたページはWIREDだったかSlashdotだったか忘れてしまった、という状態になることがあります。普通の人はどうか分からないのですが、僕の場合はそれが日本語で書かれたページなのか英語で書かれたページなのかも分からなくなってしまうんですね。キーワードの意味はすでに頭の中にあるんだけれども、それが日本語として頭に入ってきたのか英語として頭に入ってきたのかが思い出せなくなることが時々あるのです。

きっと僕の場合は、文字という「記号」を認識して「意味」に変換したら、どういう種類の「記号」から「意味」を得たのかという情報は必要なくなるんですね。だから忘れちゃう。英語でも日本語でも同じ意味が得られれば、どっちを使っても平気、というのは完全なバイリンガルであるケベック人にも通じるものがありそうです。ケベック人は完全にフランス語も英語も使いこなせる人たちが多いので、英語とフランス語を一文ごとに交互に使っても会話ができてしまいます。僕はまだまだ英語でも思った通りの会話ができないので、そんな芸当はできませんが。