MacPorts版OctaveをLionで動かすために

Lion導入に合わせて/usr/local以下をすべて削除し、LaTeXなどコマンドラインから使用するソフトの多くにMacPortsを利用しはじめています。

数値計算ソフトのOctaveはこれまでバイナリ版を利用してきましたが、Octave 3.2.3はMac OS X 10.6.5から(比較的簡単に修正可能ではあるものの)不具合が生じていますし、Octave 3.4.0もちょっと不安定な感じですので、OctaveについてもMacPortsを利用してみることにしました。ところが、現時点ではMacPortsのデフォルト状態ではATLASコンパイルできず、Octaveをインストールできません。そこで、ATLASのかわりにMac OS XAccelerate Frameworkを用いるオプションをつけて回避しました。

$ sudo port install octave +accelerate

コンパイル時間は2.53GHz Core 2 Duoで3時間半ほどかかりました。

数日前に、FLTK対応版のOctave 3.4.2がMacPortsに提出されたという噂も聞いたので、これからのOctaveも楽しみです。