Mac OS XのDockのアイコンサイズは64pxと決めています。もしなんらかのアクシデントで大きさが変わってしまったとき、システム環境設定のDock設定で何ピクセルなのかわからない状況でアイコンサイズを設定するのはけっこう大変なのでした。アイコンにアンチエイリアスがかからない設定が64pxなのです。そんな大変な思いをしなくてもMac OS X 10.3までは、~/Library/Preferences/com.apple.dock.plistというXMLファイルにDockの設定が書いてあったので、その中のtilesize部分を編集してDockプロセスを再起動すれば64pxぴったりに設定することができました。
しかし、Mac OS X 10.4からはplistがバイナリ化されてしまい、plistを直接編集することができなくなってしまいました。ちょっと困っていたのですが、バイナリのplistをXMLに変換するツール(/usr/bin/plutil)を発見したので、また裏技が使えるようになりました。下記一行目のコマンドでバイナリplistをXMLに変換し、編集後に二行目のコマンドでバイナリに戻すことができます。
plutil -convert xml1 com.apple.dock.plistplutil -convert binary1 com.apple.dock.plist
これで64pxぴったりの快適生活。