最近、TextMateというプログラミング専門のエディタを見つけました。でも最近のプログラミング環境はXcode、Visual Studio、Eclipse、NetBeansなどのIDE(統合開発環境)が主流になっていて、テキストエディタで書いたプログラムをコマンドラインでコンパイル&実行するというスタイルは少なくなっているような気がします。つまりプログラミング用のテキストエディタの需要も減っているわけで、そこに新規にエディタが参入するのは難しいんじゃないかと心配してしまいます。
ですが、このTextMate、かなり便利です。Python、Java、LaTeX、HTMLなど、僕がよく使う言語の構文を自動認識して、それにあわせたコード補完処理をしてくれるのですが、これが賢いのです。TextMateのサイトでは「Ruby on Railsのオンライン・デモにも登場しています」とリンクがあるんですが、タイプ量が半分になってしまいそうな勢い(Ruby on Railsのすごさのほうが目立っていますが)。ウィンドウがフォーカスを失った瞬間に自動ファイル保存をしたり、Terminalとの連携ができたり、マクロ記録・再生ができたり、目立たないところに機能が豊富で、使えば使うほど味が染み出してくるスルメイカのような奴。
ただ、39ユーロ(5500円くらい?)はちと高い。多くの機能は使い慣れたemacsでなんとかなってしまいますし、LinuxでもWindowsでも使えるemacsを考えると、Mac OS X専用のエディタにお金を出すのがためらわれてしまうのです。そして僕にとってのTextMateの最大の弱点は日本語が使えないこと。ファイルの保存形式はUTF-8がデフォルトなくせに、ATOKからの入力を全く受け付けません。うぐぐ。